HTML/CSS/JavaScriptで作成したポートフォリオサイトをAzure Static Webappで公開する
最近、HTML、CSS、JavaScriptを使ってポートフォリオサイトを作成し、このポートフォリオサイトをインターネット上で公開するために、Azure Static Web Appsを利用しました。
今回は、Azure Static Web Appsを使って、ローカルで作成したポートフォリオサイトを公開する手順を紹介します。
1. Azure Static Web Appsとは?
Azure Static Web Appsは、静的コンテンツ(HTML、CSS、JavaScript、画像ファイルなど)を簡単にホスティングするためのサービスです。
GitHubと連携して、自動的にデプロイと更新が行えるのが特徴です。以下の利点があります。
- 簡単なセットアップ: ローカルで作成した静的サイトを簡単に公開可能。
- 無料プランの利用: 小規模なサイトであれば無料でホスティング可能。
- CI/CD統合: GitHubのリポジトリと連携し、プッシュ時に自動デプロイ。
2. 前提条件
Azure Static Web Appsを使ってポートフォリオサイトを公開するためには、以下のアカウントなどが必要です。
- Azureアカウント: まだ持っていない場合は、Azure無料アカウントを作成できます。
- GitHubアカウント: 静的サイトをホスティングするために必要です。
- ローカルで作成したポートフォリオサイト: HTML、CSS、JavaScriptで作成したサイトのファイルが必要です。
3. GitHubリポジトリの作成
3.1 リポジトリの作成
GitHubにログイン後、右上の「+」ボタンをクリックし、「New repository」を選択します。
リポジトリ名を入力し、「Create repository」ボタンをクリックします。
3.2 ローカルのファイルをプッシュ
ローカルのポートフォリオサイトのディレクトリに移動します。 以下のコマンドを実行して、リモートリポジトリにファイルをプッシュします。
git init
git remote add origin https://github.com/<ユーザー名>/<リポジトリ名>.git
git add .
git commit -m "<任意のメッセージ>"
git push -u origin main
4. Azure Static Web Appsの設定
4.1 AzureポータルでStatic Web Appの作成
Azureポータルにアクセスし、サインインします。
「Static Web Apps」と検索し、「Static Web Apps (Preview)」を選択します。
「Create」をクリックし、以下の情報を入力します。
- Subscription: サブスクリプションを選択。
- Resource Group: 新しいリソースグループを作成、または既存のグループを選択。
- Name: 静的ウェブアプリの名前を入力(ユニークな名前を選択)。
- Region: 利用するリージョンを選択。
Deployment details:
- Source: GitHub を選択。
- Organization: GitHubアカウントを選択。
- Repository: ポートフォリオサイトのリポジトリを選択。
- Branch: mainブランチを選択。
「Review + create」ボタンをクリックし、設定を確認してから「Create」をクリックします。
4.2 ビルドとデプロイ設定の確認
Azure Static Web Appsでは、デプロイ時にGitHub Actionsを使用して自動的にビルドとデプロイを行います。
app_locationやoutput_locationの設定が正しいことを確認しておきましょう。
app_location: "/"
output_location: "/"
デフォルトでは、プロジェクトルートを"/"として、ビルド結果の出力先も/に指定します。
必要に応じて、これらのパスを調整します。
5. デプロイの確認
デプロイが完了すると、Azureポータルの「Static Web Apps」のページから、サイトのURLを確認できます。URLにアクセスし、サイトが正常に表示されていることを確認しましょう。
6. 更新と自動デプロイ
ポートフォリオサイトに変更を加えた場合は、GitHubリポジトリにプッシュするだけで自動的にAzure Static Web Appsがデプロイを行います。
これにより、手軽にサイトを更新できます。
まとめ
実際にAzure Static Web Appsを利用してい見ると、簡単に静的サイトを公開できる非常に便利なサービスでした。
今回の手順が参考になりましたら幸いです。